« 2005年07月 | メイン | 2005年11月 »

2005年08月03日

05-8-3 東アジア選手権大会 日本×中国 試合評論

1戦目若手中心の北朝鮮相手にふがいない敗戦を喫した日本代表、
この試合のスタメンは皆さん注目したと思うのですが、
ジーコ監督思い切りました、前回のスタメンとサブメンバーを総入れ替えです。
漫画みたいな展開でジーコ監督もなかなか粋なことをしますね。

それでは両チームのスタメンです。

{日本}
           楢崎正剛
    坪井慶介 茶野隆行 茂庭照幸
駒野友一  阿部勇樹 今野泰幸  村井慎二
           本山雅志
        田中達也 巻誠一郎
            
{中国}
        李金羽 部琳(部の立の部分が牛)
孫祥     李彦    趙旭日     徐雲龍
張永海   季銘義    張耀坤      王亮  
           李雷雷


<試合回顧>
前半立ち上がりから日本ペースでゲームが進み、
その間に幾度とチャンスは作るものの後一歩という展開が続き、
30分過ぎ辺りから日本の動きが落ち、
37分に右サイドからショートクロスを上げられ、
茶野選手、坪井選手の間の李金羽選手にダイビングヘッドで合わせられ、
よもやの先制ゴールをくらう。
そして43分にはさらにフリーキックから上手いヘッドで決められ追加点を与えてしまう。

後半日本は運動量が落ちたまま、
前にボールを出せずに最終ラインでの回しが多い中でも、
両サイドから度々チャンスを作り、
13分にはゴール右ペナルティエリア直ぐ外の位置の
FKを阿部選手がゴール右上のギリギリの所を直接狙い、
これをGKになんとか掻きだされたのを詰めた茂庭選手がゴール。
ここから日本攻めるも決め手を欠き、中国はカウンターからきちっとシュートで終る展開が続いたが、
後半42分、遂に田中達也選手のゴール正面エリア外からの、
韓国戦PK阻止を含むファインセーブを連発した中国GKが一歩も動けなかった
左足による見事なミドルシュートがネットに突き刺さり待望の同点ゴールを決めるも、
このまま特に攻め手もなくタイムアップ。


<総評>
前半から後半途中玉田・大黒両選手の投入まではゲーム内容は良かった。
2失点については早いクロスからピンポイントで合わせられたゴールなので、仕方のない面もある。
それをよく追いついたと言うべきか。

ただ、最後は同点に追いつき最終ラインでボールをずっと回し続けたのが良くなかった。
前線がパスコースを作りに動いてなかろうが、
相手DFより背が低いFWばかりで競り勝てなさそうが、
ロングボールを入れ続け勝ちに行く姿勢を見せてほしかったですね。

中国については今回の代表には結構ワールドユースのメンバーが入ってたらしくて、
足技は明らかに2002日韓W杯の頃より上手くなっていて、
ショートパスでちゃんと攻撃の組み立てが出来ていたので、
このまま行くと日本もうかうかしてはいられませんね。


<採点表>
楢崎 5.5 2失点もどちらも仕方のない失点、無難の出来。
坪井 5.5 1点目付ききれなかったが、ワールドユース4得点の強力FW部琳(部の立の部分が牛・ガオ・リン)選手をよくくらいついて止めていた。
茶野 5.5 1点目ボールウォッチャーになってしまったが、全体的に良く守った。
茂庭 6.0 守備は無難、貴重な1ゴールを記録。
村井 5.5 左サイドで攻撃の起点となり、何度か良いクロスをあげた。
今野 5.0 いつもの守備面での存在感がなかった。攻撃には何度か顔を出したが、DFラインからもらったボールを前を向けずにそのまま返してしまうシーンが結構多かった。
阿部 5.5 FKで貢献するも、以下上と同文。
駒野 5.5 守備では体を張り、攻撃では何回か突破を図りそして良いクロスをあげた。
本山 5.5 顔を出す場面は多くはなかったが、ボールを中央できちんとキープし、決定的なパスを何度か出した。
田中達 7.0 幾度と突破をしチャンスを作り、起死回生の同点ゴールを叩き込んだ。
巻  5.5 きちんとポストとなり、ライン裏に飛び出しまたクロスに合わせ後一歩という場面を何度も作った。

途中交代出場
玉田 4.5 25分間全く仕事が出来ず。
大黒 4.5 同上。
三都主 -- 起点となって1回良いクロスを上げたが点に繋がらず。

ジーコ監督 4.5 スタメン総入れ替えはなかなか意表をついた良策と言えますが、中国が引いて守る時間帯に特に悪くなかった長身FWの巻選手を下げたのは少しばかり解せませんね。


追記:
どうでもいいことですが、
中国代表のキーマン左サイドの孫祥選手ってお笑い漫才コンビ品川庄司の庄司氏にちょっと似てませんか?

投稿者 shiun : 23:05 | コメント (4723) | トラックバック

2005年08月01日

05-7-31東アジア選手権 日本×北朝鮮 「勝負をせよ」

<総評>
 今回中田・中村を始めとした海外組の召集が見送られ、
国内組のみで臨むことになって、どれくらいできるだろうと期待したが、
蓋を開けて見ればいつも通りの横パスバックパスサッカーで、
小笠原選手のバックパスミスに中澤選手のクリアミスが重なり失点を喫し、
0-1で敗れがっかりしました。
とりわけ今回はイージーなミスが多すぎて、これでは勝つことは難しいでしょう。

そして、だいぶ長い間チームを率いてきたジーコ監督が
重要な大会に於いての勝負強さという面以外で
チームに何をもたらしてきたのかが見えてきません。
結局のパターンはいつも海外組が入って良くなり、
国内組みだけだとぐだぐだの繰り返し。
こういう特定選手依存のサッカーではなくもっとチームとして成長させてほしいものです。


<もっと勝負をせよ>
 これだけミスが多ければ1点で済んだのはむしろラッキーなことで、
中澤選手の1回の決定的なミスも普段の働きを思えば余り責められないことで、
それよりも省みるべきは攻撃陣、中盤を含めたチーム全体の攻撃意識。

以前バックパスの弊害でも述べたが、
リスクを犯してチャレンジするのを恐れて、
ゴールを目指す為のパスではなく、
相手からとりあえず逃れる為だけの横パスを繰り返していても、
ゴールは遠くただ時間が過ぎていくだけです。

今の国内組だけの時の代表チームのパス回しには
ゴールへのビジョンが欠如しているように見受けられる。
それでも、決定機を数回作ったのはレベルが上がっているのか、
相手のレベルの関係かは判断できかねますが、
ともかく攻める時はより自信を持って落ち着いて大胆にチャレンジすることが
ゴールへの近道であると考えます。
攻めは大胆にリスクを犯し守りは安全にリスクを犯さずです。


<採点表>
それでも今回の試合での数少ない収穫としては、
負けてるのもあっていつもは交代を渋るジーコ監督が止むを得ずか動き、
代表初召集初出場の選手が2人見られたことか。

それでは、採点です。

川口 5.5 失点シーンはほぼノーチャンスでほかは無難に守った
中澤 5.0 らしくないミスを喫し失点の直接の原因に、ほかは良く守った
宮本 5.5 守備、ビルドアップ、攻撃参加すべてが及第点の出来
田中 5.5 同上
三都主 4.5 攻撃でもたつき守備も軽く、得意の個人技が全く発揮できずにFKも不発、リードを許している終盤では初歩的なトラップミスをして解説者にも名指しで批評される始末
加地 5.5 守備は普通、攻撃は何回か良いクロスをあげた
福西 5.5 試合を重ねるごとに良くなってきている、今回は攻撃に良く絡んだ
遠藤 5.5 DFの攻め上がりをカバーしたり、中盤の捌きも無難にこなし、可もなく不可もなく
小笠原 5.0 決定的なバックパスミスを喫したが、攻撃では時折上手さを見せた
玉田 5.0 突破を心掛けていたが効果的な突破はなく、攻撃にあまり貢献できず
大黒 5.0 惜しいシーンもあったが基本的にプレーが雑で焦りすぎの感が、もっと落ち着いてほしい、後半は走りが苦しそうな雰囲気だったが、やはりスーパーサブがよいのだろうか

後半途中出場
本山 4.5 直前のマンチェスターUとのプレシーズンマッチで2ゴールを決めマンUを沈める大活躍だったらしいので、期待したがドリブルを心掛けるも引っ掛かり、パスはミス連発で良い所なく期待はずれだった
田中 5.5 落ち着いてポストになりボールを捌き、1回素晴らしい突破&惜しいシュートを見せた
巻 -- 出場時間が短くハイボールに積極的に飛び込んでいたがボールの精度がなく不発


次は8月3日の中国戦で、
それまでにどういう風に立て直して来るか見物です。
キリンカップの時のようになす術なく連敗を喫するか、
コンフェデ杯の時のように内容も結果もよく良くなるのか、
貴方はどちらだと思いますか?

投稿者 shiun : 00:48 | コメント (244) | トラックバック